精神障害者の生活保護受給者が選挙を通じて思ったこと
私も30を過ぎて、phaさん同様に今回の選挙は個人的には大変興味深かった。
選挙で当選する人は変わらなくても、10万票差で勝つのと5万票差で勝つのと1万票差で勝つのは意味が違うんだな、と知ったこともある。圧勝だと他の勢力に構わず好きなように振る舞えるけど、辛勝だと他の勢力のことも気にし続けないといけない。
これって、国政選挙より地方議会の議員選挙とかの方が面白いなって思う。
だって数票、数十票の差で当選したり、落選したりする。
例えば、世田谷区の議会選挙の場合は当落を分けたのは31票差だった。*1世田谷区の議員だと約年収1000万円あるらしく、当選するかしないかでは天と地ほどの差がある。*2
そういえばちきりんさんが若者に地方議員になればいいんじゃないかって言ってたことを思い出した。*3
生活保護受給していると、ケースワーカーが受給者の人権を守ってくれなかったり、私の場合は暴行されたこともあった。
調子が悪いときは何も対処できなかったが、今更だが今後の生活保護受給者の権利獲得のためにも陳情等して訴えてみようと思う。(法テラス経由で訴えてもお金はかからないのだが、負けてしまった時に生活保護受給していないと費用を負担しないとならないのだ。*4)
でも今回の選挙で一番気になったのは、安倍首相のヤジ問題に関しての道警や滋賀県警の警察の対応だ。*5*6
道警の対応については、特別公務員職権濫用罪、公務員職権濫用罪で22日までに札幌地検に刑事告発されたらしい。*7
これについてはどのような司法判断が下るのか楽しみだ。どうせ嫌疑不十分とかで何も改善されないのだろうと思うのだが。
でも最後の秋葉原では、警察も強く対応できなかったので、集団は強いなと感じた。
秋葉原駅前の自民党演説で起こったことを改めて書きたい。最初は反安倍勢力はまるで目立たなかったが丸川珠代の演説が始まった瞬間、駅前の集団が豹変。安倍辞めろコールの大合唱に。麻生、安倍の演説が終わるまでずーっと安倍やめろは鳴り止みませんでした。自民の動員勢力はやる気なく下向いてました pic.twitter.com/dC3wy3lFW3
— 清水栄助 (@galapgscom) 2019年7月20日
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追記
ちょっと話は変わるが、れいわ新選組の舩後靖彦さんや木村英子さんに対して批判する人があとを絶たない。
それは障害者を有する家族でも同じようだ。
妻がALSの男性「山本太郎は全くわかってない。ALSの患者は、気管切開してたら24時間フル介護が必要…軽く考えすぎ」
ただ次のブロクの意見は斬新で、とても共感できる視点があった。
社会が、障害者に意見を聞く時に、障害の当事者ではなく、まず家族や支援者に意見を聞こうとするのをやめるべきでしょう。障害者の家族が「障害者のためを思って〜」とか言うときは、むしろ「それは障害者本人ではなく、あんたの意見でしょ」と、遠慮なく批判すべきです。
まず当事者が声をあげることが必要である。それを体現できる場所を切り開いていってほしいと切に願う。
あと、地方議員になるのは無所属の場合、かなり厳しそうだ。